近年はインターネットの発達によって、株取引やファンドへの投資が非常にやりやすくなりました。
以前は時間も手間もかかっていたものが、インターネットさえ繋がっていればわずか数分でできてしまいます。
積立投資信託については、千円からの積み立ても珍しくありません。
一方で、簡単になりすぎたために投資に対する丁寧さは各段に下がっています。
株の購入に最低でも数百万の金が必要だった時代は、一つの銘柄購入に時間をかけて検討していました。
しかし、現在はそのハードルも低く、購入しようと思った直後に2、3クリックで約定することもできます。
これは、便利になったメリットと考えが浅いまま市場に参加してしまうデメリットの両面があります。
投資においては、臆病さや慎重さが大切になることもあります。
大胆になることも時には必要ですが、大胆になりすぎると大きな怪我をする可能性があります。
適度のバランスが大切なのですが、そのバランスを保つために良いのが投資日記をつけることです。
簡単に投資ができる時代になったからこそ、投資の記録はしっかりととらなくてはなりません。
形式は問いません。
手書きの日記でも良いですし、電子的な日記もよいでしょう。
一般に公開しても良ければSNSやブログでもよいかもしれません。
いずれにしても、大切なのは記録するということと、日記を書くことでアウトプットでき、かつ客観的な視点で自分の投資を見ることができるということです。
日記のポイントは、事実を書くということです。
当たり前のことですが、嘘を書いてはいけませんし、勝ったときだけ書くのでは意味がありません。
自分で客観的にみて分析することで、自分の癖や長所短所が見えてきます。
そこからPDCAを回していくことが投資で実力をつけていくための最初の一歩になります。